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30th Copa El Japone Quantera


semi final


Fc Tokyo1-2Gamba Osaka(Colina del Mitsuzawa 19:50)


50,Kurata(Gamba Osaka)
63,Shimohira(Gamba Osaka)
67,Okada(Fc Tokyo)



開始予定が19:50とずれにずれ込んだ第二試合。順当にあがってきたG大阪ユースと先日横浜Mユース相手に奇跡とも言える逆転勝利を収めたF東京ユースの一戦。まずは両軍の布陣から。



F東京


         16 田端(2)


26 田中(2)2 椋原(2) 14 櫻井(3) 5 恩田(3)


               11 井澤(2)

 13 城間(3)

      10 中野(3)       7 大竹(2)


                  6★森村(3)


          25 加藤(2)


交代
 HT,25 加藤(2)→39 山村(2)
 57,13 城間(3)→22 岡田(2)
 66,26 田中(2)→17 蓮見(3)
 72,10 中野(3)→15 宮坂(2)



G大阪


      14 大塚(2) 9 瀬里(2)


  
    10 持留(3)      7 池(2)


      
       8 安田(2) 6★倉田(3)


5 下平(3) 4 池田(3) 3 本田(2) 2 原(3)


          16 吉田(3)


交代
 52,9 瀬里(2)→18 吉本(2)
 58,7 池(2)→23 菅沼(1)



※ 40分ハーフ、延長は10分ハーフ
  交代は5人まで、★印は主将。



まず言わせていただきたい。何というか、悪い意味で「高校生らしくない」試合を見てしまった気がする。誤解しないでいただきたいのは試合内容と展開は双方持ち味が出て面白かった。ただ、F東京ユースっ子の審判への抗議であったり、野次であったり、G大阪の演技だったり審判への執拗な抗議だったりと。特に55分のG大阪本田剛士の一発退場(あれは厳しすぎた)があってから試合は荒れに荒れたし。気持ちは理解できるが今からプロでやってるような醜いことするなよと。。。。。



ハイ、愚痴はここで終わらせてと。



試合のほうはF東京が横浜M戦の勢いそのままに井澤惇の散らしから絶対的エースのU-18代表中野遼太郎に預ける戦術で試合開始からペースを握る。中野の周りを同じくU-18の森村昴太が1.5列目で衛星的に走り回り、大竹洋平、城間由太が左右からアタックを仕掛ける。ワントップの加藤淳也がその動きに連動してG大阪の裏を取ろうとする動きで活路を見出す。


今日は中野を観に来たというのもあった。直立不動でボールを受け、背筋がピンと張っているところは小林大悟、中田英寿、最近では横浜Mに入団した静岡学園時代の狩野恵輔を想起させる。彼は前者3人よりもシンプルにボールを裁き、てらったテクニックは使わないがパススピードの速さがこの年代ではずば抜けている。彼も運動量は少ない。梶山洋平、馬場憂太という歴代のF東京ユースが産み出したファンタジスタの系統(馬場はちょっと違うかな)を歩んでいるようだ。


そしてG大阪の方はお気に入りの倉田秋(しゅう)と今年トップチームに昇格した安田理大(みちひろ)の弟、安田晃大(こうだい)の成長ぶりを観に来た。この試合の図式、実は中野vs倉田だった。中野が高い位置でポジションを構えることによって倉田の持ち味である激しい上下動を消す。彼の上がりはミドルもあるしスルーパスもある。稲本潤一タイプであるため、高い位置で潰す必要があったからだ。中野のポジションが高めに設定されているのはこの意味がある。


前半はF東京がペースを握っていたため、中野に軍配。倉田は上がれず、サイドの10番持留新作に預けていたが彼も城間のマークに捕まり突破ができず。G大阪は右SBの原宏樹がよく仕掛けオーバーラップを見せるがなかなかクロスを上げさせてくれない。


F東京も加藤が裏を狙うがここはG大阪の池田達哉が完全封殺。昨年の植田龍仁朗、伊藤博幹(共に今年トップへ昇格)並みのフィジカルの強さを発揮。決定機を作らせず前半はスコアレスで折り返す。



後半、その加藤に代わって山村佑樹を投入。引き続き前半の戦術を踏襲した倉又寿雄監督。後半も先制点はF東京に入りそうな気配が濃厚だった。大竹、森村の裏を突く動きでサイドを抉り、右SBの田中奏一のオーバーラップと重厚にサイドから攻めていく。


50分、一瞬の隙、運動量の落ちてきた中野のパスを倉田が自陣スライディングでカット。そのまま30m近くドリブルで持ち込み約20mの位置からミドル。ゴール左に突き刺さり、G大阪がカウンターで華麗に先制。倉田の上下動はやはり凄い。稲本、松川友明。彼らの系統である。豪快さに遠藤保仁のような繊細なパスセンスが身に付けばもっと恐ろしい選手になるだろう。


5分後、事件は起こる。F東京が右サイド攻めていたところ、7番の大竹?を後ろから本田が掴み倒したということでファウル。イエローが妥当かと思っていたら一発退場。G大阪の選手は猛抗議。本田は最後の抵抗という形でサイドラインから出ず(まずは出るフリをした)、メインに向かってタラタラと歩いていました。そりゃ目前はF東京のバモスなユースっ子だが本田君よ、それはしちゃいけない態度だよ。胸糞悪くなったよ。


東京はそこに付け込めと57分城間に代わって横浜M戦で活躍をした岡田翔平を投入し2トップにする。中盤がダイヤモンドになり井澤が底、右に中野、左に大竹、トップ下に森村で攻撃クラ東京に拍車をかける。


ここで島田貴裕G大阪ユース監督は58分に池亮馬を下げて菅沼駿哉を本田の位置にそのまま投入。安田晃大のワンボランチ、倉田を右ハーフ、持留を左ハーフで中盤は3枚。前線の二人はそのままという4-3-2で勝負に出る。


サッカーは10人になったほうがチームの持ち味が出て奏功することがよくある。ガンバは中盤を省略し、まずはトップの吉本和平に預けて大塚翔平のオフザボールの動きにかける戦術に変更。


それがまさに63分当たった形になる、微妙な判定ではあったが左CKになったシーン。これでF東京DF陣の集中が少し切れてしまったのか、中央ややファーよりのところで下平匠の頭、ゴール右隅に突き刺さり2点リード。


これで2-0、F東京は直後に66分右SBの田中を下げて3バックにシフトチェンジ。右ウイングに蓮見和也を投入。3-5-2にしてサイドから徹底して攻めに出る。蓮見が投入されてすぐファウルを右サイドでもらい67分にFKのチャンス。中野がファーへ上げたスピードボールは岡田の頭へピシャリ。左隅に入り一点差。ユースっ子たちも「戦え俺の東京」で盛り上げる(ちなみに権田修一君も後半はバモってましたw)


その後、F東京は運動量の減った中野を下げて宮坂政樹を投入。宮坂がワンボランチ。井澤と森村がトップ下へ入り、同点を狙う。しかし、2度の決定機は枠を捉えず。この時もG大阪の過剰演技があり、とてもユースの試合とは呼べない殺伐としたものになってしまったのは残念だ。すぐ上級生の小競り合いを止めに入った1年生の菅沼は偉いよw


試合は3分のロスタイムをコーナー側のボールキープと山なりのロングボールで凌いだG大阪が逃げ切り今日の決勝切符をゲット!腑に落ちない試合ではあったがこの年代からこのような勝ち方をマスターしていくのも世界に通用するための一歩なのかなと考察してみたり。




Tomorrows Hero


F東京 10 中野 遼太郎


スパ、ビシュッの擬音語が似合う高速パサー。ピンとした背筋から時にマジカルな足技も披露してくれる。運動量が全体的に少なくスタミナがないのが課題みたいだが、来季トップ昇格確実な選手なのだろう。原東京のイケイケサッカーにマッチしそうなエクセレントパサーだ。この年で上半身はできている。後は本当にスタミナを。



F東京 6 森村 昴太


「使われる」ことに関しては彼ほどその役をまっとう出来る選手もこの年代にはそういまい。80分衰えなかったスタミナ。常にトップを衛星的に周りチャンスを嗅ぎ分ける姿勢など、勝負どころの勘も持ち合わせていそうな選手。G大阪が最終ラインでパス回しができなかったのも彼のプレッシングによるところが大きい。「超攻撃的DFW」こんなフレーズが頭に浮かぶ選手。



G大阪 14 大塚 翔平


体格に似合わず、時に2列目に入ってみたりと意図的に瀬里康和の衛星を務めたりとオフザボールの動きが身上なストライカーという印象を残した。この日はシュートが少なかったが昨年のような星原健太(3年)、岡本達也(今年トップ昇格)のような破壊力のあるコンビではない。彼はシュートも勿論だがオフザボールの動きを重視して育ててみるのもひとつ面白そうだ。松波さんいかがでしょう??
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